逆×LOVE
ドアを開くと、何分か前にも見た整った顔がそこにあった。

「あ..れ?水無月くんは...
もしかして私楽屋間違えましたかっ?」

楽屋を間違えたと思ったのか、葉月ちゃんは慌てている。
とりあえず水無月だってバレてないみたい。安心安心。

「此処であってますよ。
水無月さんは先ほど帰ってしまって...」
私が少し困ったような顔で言うと、

「そうですか...」

ともの凄くしゅんとした顔をされる。

「もしスタジオ内で見つけたら、伝えておきますよ?」

水無月私だけど..。
あまりにも落ち込んでいる様子だから、ちょっと救いの手を出した。

「本当ですかっ?!ありがとうございます!!」

そしたら葉月ちゃんは凄く嬉しそうな顔になった。
余計だけど、やっぱり葉月ちゃんの笑顔は可愛い。。

「何を伝えればいいですか??」

「それが...」

そして、葉月ちゃんは伝えてほしい内容を話し始めた。

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