恋愛上等!~不良な彼氏~
奏斗がセリフを続けるも、客席はシーンとなったまま。
エェーーッ!
誰も笑ってないー!!
何で?何でー?
「こりゃあ、明日っから大変だな」
隣で律がボソッと呟いた。
大変?
「頑張れ、小夏!」
律が笑って言ってるけど、私は予想外の展開に呆然としていた。
─────…………
「お疲れー」
劇が終わると同時に、私と律は舞台裏に行った。
劇は大好評で、終わってからも拍手が鳴り止まなかったほど。
…私の計画が。
「小夏ちゃん!どうだった?」
由奈が私に抱き付きながら聞いてきた。
「すごい可愛かったよ」
「何甘い言葉吐いてんだよ」
抱き返す私に、奏斗が呆れながら言った。
だぁって、かわいーんだもん!
あーあ、私が王子やりたかったな。
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