恋愛上等!~不良な彼氏~
「んなことより、お前…何ソレ」
由奈を離して奏斗に向き直ると、奏斗は私の服を指差して眉を顰めている。
「あぁ。コイツが」
私は律を指差した。
指を差された律は赤茶の髪を掻き上げ、フッと笑った。
「だって、主人でしょ?奏斗は」
「はぁ?」
何言ってんの?
律、頭大丈夫か?
ついにいかれたか!
「もう忘れたの?小夏は奏斗の言うこと何でも聞くんでしょ?だから、主人とペット」
「ナニソレ」
「俺ってキューピッド!」
…ははっ。
私には律が何を言ってるのか全くワカリマセン!
「俺が劇に出る代わりに、俺の言う事を何でも聞く」
「…チッ」
思い出した。
(素で忘れてた)
だから私にこの猫の格好をさせたわけね。
主人とペットってこと………
「ッて、んなおせっかいいらんわァアー!」
「はぁ!?ムードが出んだろーが!ムードがッ!」
「いらねェエー!」
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