DEATH LIFE
 「それで――申し訳ないんだけど……例え間違いでも一度死んでしまった人間を生き返らせる事は出来ないの」

 柔らかくもなく硬くもない、格別高い声でもないが何故かはっきりと通る声だった。

 「はぁ……」

 「とりあえずアユは減給処分にするからそれで勘弁してくれるかしら?」

 「えー!?これ以上給料減ったら生きていけませんよ!」

 アユは先程とはうって変わり、泣きそうな顔をして訴える。

 その顔に窓からの光が当たり朱く染まった。
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