DEATH LIFE
 いつの間にか太陽は朱く姿を変えて、街をその色に染め上げている。

 この世界にも夕日があるんだな……

 ついついそんな事を考えてしまう。

 「アユ!!」

 女性はアユを睨んだ。

 背後からの夕日に照らされ陰になっている顔の中で、ブルーの瞳が一際輝いて見えた。

 「はぁい……」

 アユは返事をしながら深くため息をついて肩を落とした。

 「木原君、どうかしら?」

 傍観していた俺は急に話しを振られて慌てふためいてた。
< 28 / 167 >

この作品をシェア

pagetop