迷子のコイ
「思って・・・ますよ。
てゆーか わかっちゃったんです。
カレが必要としてるのは
あたしじゃないって」
そう。
カケルが必要としてるのは
あたしじゃない。
全部言わなくても
すべてをわかってくれる。
美羽《みはね》さんこそ
カケルのそばにいる人なんだ。
「・・・カケルが
なんであなたを助けたと思う?」
「・・・・・・え?」
「階段から落ちるふたりのうち
どうしてあなたを選んだと思う?
2年前も・・・」
「2年前?」
「ずっと前にね、
カケルから聞いたことがあるの。
アイツ、
腰のあたりに傷があったから
『どうしたの?』って。
・・・そしたらむかし
『大事なヒトを助けた傷なんだ』って
言ってたよ。
あれ、アナタのことでしょう?」
「・・・・・・・」
「カケルがあたしといたのは
好きだからじゃない」
美羽さんが強い目で言った。
「さびしかったから、
私といたんだよ。
愛情じゃないの!」
彼女はあたしの手を強く握った。
「行って。
アイツきっと、家にいるから。
きっとひとりで落ち込んでるから!」
・・・ああこのヒトも
カケルが本気でスキだったんだと
あたしはそのときわかった。
てゆーか わかっちゃったんです。
カレが必要としてるのは
あたしじゃないって」
そう。
カケルが必要としてるのは
あたしじゃない。
全部言わなくても
すべてをわかってくれる。
美羽《みはね》さんこそ
カケルのそばにいる人なんだ。
「・・・カケルが
なんであなたを助けたと思う?」
「・・・・・・え?」
「階段から落ちるふたりのうち
どうしてあなたを選んだと思う?
2年前も・・・」
「2年前?」
「ずっと前にね、
カケルから聞いたことがあるの。
アイツ、
腰のあたりに傷があったから
『どうしたの?』って。
・・・そしたらむかし
『大事なヒトを助けた傷なんだ』って
言ってたよ。
あれ、アナタのことでしょう?」
「・・・・・・・」
「カケルがあたしといたのは
好きだからじゃない」
美羽さんが強い目で言った。
「さびしかったから、
私といたんだよ。
愛情じゃないの!」
彼女はあたしの手を強く握った。
「行って。
アイツきっと、家にいるから。
きっとひとりで落ち込んでるから!」
・・・ああこのヒトも
カケルが本気でスキだったんだと
あたしはそのときわかった。