迷子のコイ
「・・・めずらしいって言ったの。
早坂が・・・俺と帰るなんて・・・」
そこまで言ってカレはまた
プイっとカオをそらした。
でもたしかにそれは
カレの言うとおりで・・・・・。
今までニガテだと思ってきたカレと
一緒に帰るなんて、
きっと今日のあたしは
どーかしてるんだ。
「ねぇ・・・」
「ナニ?」
「今日は、アリガト。
勉強、おしえてくれて・・・」
「あー・・・。
つーか、早坂が
あそこまでバカだと思ってなかったけど」
「あっ!ヒドイ!!」
ハハっと笑いながらカレは
あたしがカレを叩こうとした、
その手をつかんだ。
・・・・・一瞬、時間が止まり
つかまれたその手に
お互いが目を、はなせずにいた。
「・・ゴメン・・・」
カレはそう言って、
つかんでいた
アタシのその手をふりほどく。
「・・・俊哉に怒られちゃうな」
「俊哉? なんで?」
フシギそーにそー言うあたしに
カレは苦笑いをした。
「・・・おまえんち、どっち?」
曲がりかどについたとき、
カレがいった。
「・・・右」
このカドを曲がって5軒目が、
あたしのうち・・・・・。
早坂が・・・俺と帰るなんて・・・」
そこまで言ってカレはまた
プイっとカオをそらした。
でもたしかにそれは
カレの言うとおりで・・・・・。
今までニガテだと思ってきたカレと
一緒に帰るなんて、
きっと今日のあたしは
どーかしてるんだ。
「ねぇ・・・」
「ナニ?」
「今日は、アリガト。
勉強、おしえてくれて・・・」
「あー・・・。
つーか、早坂が
あそこまでバカだと思ってなかったけど」
「あっ!ヒドイ!!」
ハハっと笑いながらカレは
あたしがカレを叩こうとした、
その手をつかんだ。
・・・・・一瞬、時間が止まり
つかまれたその手に
お互いが目を、はなせずにいた。
「・・ゴメン・・・」
カレはそう言って、
つかんでいた
アタシのその手をふりほどく。
「・・・俊哉に怒られちゃうな」
「俊哉? なんで?」
フシギそーにそー言うあたしに
カレは苦笑いをした。
「・・・おまえんち、どっち?」
曲がりかどについたとき、
カレがいった。
「・・・右」
このカドを曲がって5軒目が、
あたしのうち・・・・・。