彼のとなり、彼女のとなり
「こんにちは…、あの…私…、山川さんは…?」

「あぁ、健吾ね。アイツなら近くの海岸にいるよ。」

「……?」

「悪いけど、私はこれから用があるから出掛けると、健吾に言ってくれないかな?」

「はぁ…。」

男性は手に持っていた薄手のジャケットを羽織り店を出て行った。

…私…何してるんだろう
ただ携帯返してもらいたいだけなのに…。

私は、言われた通り 海岸へと向かった。


夏の海は、とても穏やかな日が多くて好き。

海からの涼しい風を体で感じてたとき―――

砂浜に座っている人に目が止まった。

誰もいない海に一人…

私はその人のいる所に近付いて行った。
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