続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~
…最悪だ。
柚葉は助けに行けば、そこには奏都とその仲間だし、それにプラス…
「准君?
誰、その子…?」
…クラスの女子達。
明らかに不審な目で俺と柚葉を交互に見ている。
そんな女子達と俺と不良達をおろおろさせながら、柚葉は心配そうに見る。
…こんな状況でも他人が一番かよ。
いつもそうだ。
自分のことは二の次で、他人のことばかり心配して。
だから自分が俺の彼女だと言っても良い?なんていちいち聞くんだ。
…何でいちいち聞くんだ。
なんて思った。
でもそれはこういう状況にならない為に聞いたものだ…。