【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
そして、お客さんの怒鳴り声に気づき
店長が、すぐに、とんできた。

「すいません!
美緒は、まだ新人なので勘弁してください。
すぐに他の女の子をつけますから」

「そんな私…
悪いことなんかしてません」

「もういいから、
君は、さがって!」

更衣室にもどり、
しばらくすると、
店長が来た。

「店長、さっきのお客さん…」

「何か勘違いしてるみたいだけど、
君わさ顔じゃうれないんだから、
体でサービスしないと売れないんだよ!
せっかく、いいお客さんをつけてあげたのに、それなのに、
お客さん怒らして、どうするんだよ!

君みたいなのは、
正直言って、むいてないんじゃないかな?
はっきり言うけど、うちは、辞めてもらってもいいから、

それに君ぐらいの子は、他にもいるんだからさ」

「・・・・・」

何も言い返すことができなかった。

言えるわけがなかった。

そして、その言葉で現実を知った…
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