【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「うそ…これが私?本当に私?」


嬉しさで涙をおさえることができなかった。


「やだ、泣き顔まで、全然違う」


そして、あまりの嬉しさに先生に抱きついた。


「先生!
本当にありがとうございました。
もう何て言ったらいいのか」


それから私は、何度も何度も顔を見て、なかなか鏡をはなすことができなかった。

正面から見る顔、
横顔、いろんな角度から見た。


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