時を越えて君に
たしかに、日付つきの時計は存在する。



しかし、それはデジタル表記であって、針で示すようなものではない。




「………変わった時計だな」



「だから時計じゃありませんってばぁ!!!」



「いや、時計だ」



「うぅ…、ひどいです………」




ますますブルーになる少女。



さすがに湊も言い過ぎたような気がしてきた。




(いや、でも………信じろってほうがむちゃくちゃじゃないか?)




湊は、仕方なく、もう少しだけ少女に付き合うことにした。




「はあ………。

それじゃあ、他に何かないのか?」



「他に………ですか?」




何故いちいち説明が必要なんだ!、と湊は半ばイライラしながら説明をした。
< 31 / 43 >

この作品をシェア

pagetop