時を越えて君に
「それじゃあ、どうやったら信じてくれますか?」




まだ諦めないのか、こいつは。



湊はさすがに付き合うのが馬鹿らしくなっていた。



とうとうとどめになるであろう一言を告げることにした。




「じゃあ、今、ここで、そのタイムマシンとやらを使ってみろよ」



「………え?」



「そのタイムマシンとやらを使って、数秒間この場から消えてみろ」



「……………」




少女は急に黙り込んだ。



湊としては、してやったり、とゆう感じだった。



やはりそんなことできるはずがない。



その事実を少女に突きつけ、湊は勝った気になっていた。




「………わかりました」



「………は?」



「十秒後の未来に飛びます」




そう言って、少女は自称タイムマシンをいじくり始めた。
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