時を越えて君に
またこの光、と思ったのと、頭上に鈍い痛みを感じたのは同時だった。




「ぐふっ!!」



「きゃあっ!!!」




少女は確かに再びその場に現れた。



もちろん、その場には湊がいたため、必然的に少女は湊に乗っかる形になった。



鈍い痛みと共に地面に叩きつけられ、湊は今まで発したことのない奇声をあげた。




「あ、あのぅ…

………だ、大丈夫ですか?」



「そう思うなら早くどいてくれ………」



「あっ…!

ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」




少女は慌てて湊から離れた。



離れる際にご丁寧に湊をもう一踏みしたのだが、気づいていないらしい。



湊は小さくうめき声をあげると、口の中に入った枯れ葉を吐き出しながら立ち上がった。
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