あかりんご



あたしは恐る恐る、イケメンの目の前に立った。


「あ…」


すぐに目に留まったのは、彼の胸につけられた銀のバッチ。


『A』の形をしたそのバッチに、あたしの体が固まった。


Aランクがなんでここにいるのっ!?


「俺、二年の相葉剣斗(アイバ・ケント)ってゆーんだけど。」


げっ。しかも二年!?


「桜井サン」


「は、はいっ」


あたしの表情が変だったのか、相葉…先輩は、不思議そうにした。


「付いて来てよ」


「はっはい!」


さっきと同じ返事を返してしまった。


だって、Aランクの人に逆らう勇気なんてない。





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