あかりんご
「あ、あのぉ…」
学園の庭園にあたしを連れて来た相葉先輩は、さっきからなにもいわない。
ただ、あたしのことをジーっと見るだけ。
なんなのよぉっ!
「あの!」
もう一度、勇気を出して先輩を呼ぶあたし。
「俺と付き合え」
「は…」
命令形!?
って、告白!?
まさか告白を受けるだなんて思わなかったあたしは、驚きすぎて何も言えなかった。
「でも。Cランクってのが惜しいよな。まー別にいいけど」
…。
苦手。この人苦手!
「ごめんなさい。無理です」
「え?」
相葉先輩は、目を大きく見開いた。
「じゃ、失礼します」
お金持ちとは関わらない!
急いでその場を離れることにしたあたし。
でも…
ドサッ
「きゃ…」
.
