許嫁
「な、何これ・・・・」


開いた口がふさがらないとはこの事を言うのだろう。


だった3日で部屋は荒れ放題。


食器や鍋はすべてが使われたまま放置されていた。


しかも焦げ付いてちょっとやそっとではきれいになりそうにない。


せめて水で浸しておいてくれれば話は違ったと思う。


「ごめんなさいね。私どうも家事は苦手見たい」


少しは、申し訳なさそうに謝ってほしい。


「いいですよ。後は私がやっておきます」


嘘をついて出かけたという後ろめたさも手伝ってため息交じりに了承する。
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