許嫁
「何か言った?」


眉間にしわを寄せるミリアに「なんでもないよ」と苦笑いを浮かべる。


「それより、聞いた。王子が私たちを探してるんだって」


「王子が・・・?」


王子に会ったこともなければコネもない。


あるとすれば父のコネだが、それでは探さなくても見つけられる。


「性格には、シンとシリア」


「・・・・って、まずいじゃん」


「・・・・・」


「どうしよう」


徹夜でやった茶碗洗いの疲れも吹っ飛び、眠気も一気に吹っ飛んだ。
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