†Wind†
「顔……。」
「…は?」
「だからっ…顔、近いってば…!」
見つめられるのが堪えられなくなり、遂に口を開いてしまったアタシ。
顔が下から段々熱くなっていくのが分かる――。
そんなアタシを見てクッと笑った藤内は、再び顔を近付けて…って・・・
えっ・・・。
藤内の顔が、アタシの顔の前で止まる気配はなく…
どんどんどんどん近づいて来る。
えっ…。
も、もしかして…
キ………ス…?
狙って…る……?
ひ…ひゃあ・・・・…。
こんな奴に、
アタシのファーストキスを…
奪われたくない……っ!
助けて………!
アタシはギュッと目をつぶった。