最後に初めまして。
そして意識が戻ったのは刺されてから二日後の事だった。

慌ただしく看護士が走り回り白衣を来たオジさんに有り難くない説教頂いた。

出血多量で危なかったとかショック死がどうとかこの歳になって怒られるのは勘弁して欲しい。

ただ…。
とても嬉しい事も教えてくれた。
俺の他にも輸血が必要な患者がいた為、B型の血液が不足したらしい。


『君は良き友達を持った事に感謝するんだね。男の子と女の子がそれぞれ輸血をしてくれたのだから礼を言うんだぞ。』


言い方はムカついたが俺の体の中にはヒロの血とそして…。

古都の血が流れている事を知った。

それだけでもう離れたとしても頑張れそうな気がする。

真夕美に感謝しなければいけないな。

そうだ真夕美はどうなったんだ?

白衣のオジさんが退室した後に人相の悪いジジいと若い男が入って来た。

ソイつ等の話によると真夕美は自首して来たらしい。

被害届がどうとか告訴がどうとか言っていたが俺の答えは決まっていた。

「断ります。転んで持っていた刃物が刺さっただけですから…。」


呆れて果てた顔してまた来ると言っていた。

子供騙しの嘘にも無理があるがなるべく罪にならない様にしてやりたい。

元々は俺に責任があるのだから、裁かれるとしたらやはり俺の方だろ。

ベッドの上にただ寝ているだけの俺は色んな事を考えていた。
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