幼なじみ〜first love〜
絢音のことは
誰が幸せにする……?
「絢音っちが蒼をどれだけ好きか…おまえもわかってんだろ…?」
絢音の笑った顔が
絢音の元気な声が
鮮明に思い出される……
「…俺は……絢音を好きだよ……今でも、きっとこれからも…ずっと…アイツを愛してる……」
そして、俺は
ケンの真っ直ぐな瞳から
視線を反らした
「けど…絢音を幸せにするのは……俺じゃない」
「何言ってんだよ…っ!どーしたんだよぉ?!昔は、絢音っちのことしか考えてなかったおまえが……」
「……俺ら、みんな…もう大人になったんだよ…―――」
愛してる…絢音
おまえを
幸せにしたかったよ
他の誰でもない
俺がこの手で
おまえを幸せにしたかった……
けど…もぉ俺たち
子供じゃない
いつまでも
子供じゃいられない
どんなに残酷な現実でも
子供だったらきっと
思いのままに突っ走れた
大人になると
諦めることを覚えるんだ
大人になったからだけじゃない……
逃げられない現実
もし今、全てを捨てて
絢音の手をとって
どこか遠くへ逃げても
俺と絢音は
二人で
堕ちていくだけだから……
俺には…絢音の
成れの果てを見るなんて、耐えられない……―――
誰が幸せにする……?
「絢音っちが蒼をどれだけ好きか…おまえもわかってんだろ…?」
絢音の笑った顔が
絢音の元気な声が
鮮明に思い出される……
「…俺は……絢音を好きだよ……今でも、きっとこれからも…ずっと…アイツを愛してる……」
そして、俺は
ケンの真っ直ぐな瞳から
視線を反らした
「けど…絢音を幸せにするのは……俺じゃない」
「何言ってんだよ…っ!どーしたんだよぉ?!昔は、絢音っちのことしか考えてなかったおまえが……」
「……俺ら、みんな…もう大人になったんだよ…―――」
愛してる…絢音
おまえを
幸せにしたかったよ
他の誰でもない
俺がこの手で
おまえを幸せにしたかった……
けど…もぉ俺たち
子供じゃない
いつまでも
子供じゃいられない
どんなに残酷な現実でも
子供だったらきっと
思いのままに突っ走れた
大人になると
諦めることを覚えるんだ
大人になったからだけじゃない……
逃げられない現実
もし今、全てを捨てて
絢音の手をとって
どこか遠くへ逃げても
俺と絢音は
二人で
堕ちていくだけだから……
俺には…絢音の
成れの果てを見るなんて、耐えられない……―――