女子高生夏希のイケメン観察記
とはいえ。

四人で食べる夕食は、会話が弾んで。
私は一日の疲れを忘れるかのように楽しい時間を過ごすことが出来た。

だって面白いんだもの。
三人の高校時代のお話。

初めてのゴーストバスターについて、かいつまんで説明してもらったの。
基本的には奏さんが話すんだけど、途中途中で久遠さんの訂正が入るのね。

もちろん、久遠さんがどれだけかっこよかったかって言う注釈。
智さんは、刀を握ったら最後、記憶がなくなるので、いつも肝心なところは覚えてない。

……もっとも、その頃は別に、伊達さんの霊がとりついていたわけではなさそうなんだけど。

なので、久遠さんと智さんが記憶の訂正を冗談交じりに始めると、あっという間に話は脱線。

それが三文芝居に発展すると、奏さんが冷たくそれを止める。

夕食を食べ終えても尚、長い間、私は三人が繰り広げる危険ながらも楽しい昔話に引き込まれていた。
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