Drop Piece



テストも近いし、最近毎日のように学校に来てる所為か、先輩たちのアレは激しくなってきた。


「……っ」


ドラマの現場にまで影響しちゃうだなんて、あたし女優失格だよ。


またもや霞んできた目を袖でごしごしと拭う。


「やっべー!!」

近くの席の男子たちが顔を赤くしてどこからか戻ってきた。



……?


「どうしたの?」

「や、さっきさ!超可愛い女子とすれ違ってさ!」


興奮してるのか机をバンバン叩き始める。


「やっべー!ふわふわしててさー!もう超女の子っぽくて!!」

「転校生かなー?会ってみたいなー!」



可愛い女の子は癒される!!


笑ってると、視線の端に廊下にいる先輩たちが目に入った。



「………!!」


来なさいよ、と言うように顎で屋上をしゃくる。


逆らったら……みんなに何するかわからない。



震える体を抑えつけ、教室を出た。





「あの子、あいつに似てたよなー!何だっけ…ShiNeの…」

「そうだ!!






水沢利央にそっくりだ!!」



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