Drop Piece



…晴翔?

逸らした顔をまた馬鹿に向ける。


「生きてる?」

『え!?ちょ、なん…っ?光!?壱流と!?』

「パニくりすぎだよー」


よっぽど混乱しているのか漏れてくる晴翔の声に再び馬鹿を凝視した。



こいつら、こんなに、仲良かったか?


『パニくるに決まってんじゃん!なんで光、壱流といんだよ!?』

「ご飯食べにきてるの」

『はぁ!?』



楽しそうに笑う馬鹿に電話の向こうでかなり焦ってる晴翔。




それが、ひどく。


「なんか結ちゃん?って子がまた晴翔を狙ってるって」

『はぁ!?んなことより、ひか…っ』

「気を付けろよ」


苛ついた。



「あ、ちょっと白羽壱流!」


馬鹿の手から携帯を奪い、低く呟く。


「用件それだけ。じゃぁな」


晴翔の声が聞こえたけど、気にせず電源を切る。


ざらざらと変な感じがした。



「話し途中だったのに!」

「……料理きた」


運ばれてきた料理を指差し、顔を背ける。


意味、わかんね。


うざったくてたまんない。



つか、この俺が、なんでこんな、焦んなきゃいけねぇ訳?



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