冬物語
「あ!ユイやー!」
後ろの方から声が聞こえてきた。
「あ、ナミとカナエやん!」
近づいてきた女の子2人に、ユイがそう返していた。
同中の子かな?
「ユイ何組なん?」
髪がボブで身長が高い子がユイに聞いた。
「3組やに!ナミたちは?」
それに笑顔で返事をするユイ。
「うちら5組やに!ユイは高校入ってもサッカー部のマネ?」
そう答えたのはポニーテールをしたこちらも身長の高い子。
「そうやに! あ、この子、うちのクラスの矢野綺魅って言うん。今年引っ越してきたで知らんと思うけど仲良くしたってな。」
少し後ろにいたあたしを紹介してくれたユイ。
「そうなん?うちナミ!よろしくな♪」
「私カナエやに。よろしく!」
ボブの子がナミちゃんで、ポニーテールの子がカナエちゃん。
よし、覚えた!
「キミな、声出やんのさ。やで、困っとるとこに遭遇したりしたら助けたってほしいんさ。」
ユイのその言葉に、ココロがあったかくなった。