冬物語
あたしの声のない驚きに、ソウも爆笑している。
ソウって爆笑するんだ・・。まぁそれは置いといて・・・。
「ってことで、強制的にキミは俺の後ろ。ってことで。 ホイっ。乗れ。」
ポンッと自転車の荷台を叩いた。
「転ぶなよ、お前。」
ソウが言い放つ。
「転ばんっつの。はい、かばん。ちょうだい。」
ハルはあたしが持っていたかばんを奪って、前籠に入れた。
「っま。サッカー部やし、脚力は心配いらんから乗っちゃいなよ、キミ。」
ユイも言ってくるけど・・・・。
あたし2人乗りしたことない。
バランスのとり方とか・・全然わかんない。
「キミはなんも心配せんでえぇよ?俺が漕ぐんやし、キミは掴まっとくだけでえぇで。」
笑顔でハルは言うけど・・
いいのかな・・?