冬物語
笑っているせいで少し揺れる暖かい背中。
胸の奥がキュっとなった。
「キミー、ハルー。おっそーい!」
前の方からユイが叫んでいる。
「やってさ。ちょっとスピードあげんで?」
ハルはフッと鼻で笑った後、少し後ろを向いて聞いてきた。
それに頷いてみせると、ぐんっとスピードが上がった。
ユイとソウのところまで追いつくと、ユイがあたしにニコッと笑った。
「ハル脚力あるっしょ?」
あたしが頷くと、
「まあだてに小1からやってるだけのことはあるからな。」
と、ソウも笑いながら続けた。
小1?!
レイがサッカー始めたのいつだっけ?
覚えてないけど・・・
ほんとに好きなんだなぁ・・・