空の少女と海の少年
──そして数日が経ち
いよいよ体育祭
春達は準備を済ませると
グラウンドへ向かった
お団子ヘアで気合い十分の
春は背伸びをした
「いい天気〜っ!絶好の体育祭日和だね〜。」
「そうね。負けないわよ!」
サイドで一つ結びにした
長い髪を揺らしながら
奈々が言うと春は笑った
きゅんっ
「……あの子かわいくね?」
「俺は隣の美人の方がタイプ!」
「ちょっと声かけてみよーぜ!」
あちらこちらで男が
ざわつき始めると
不機嫌さ120%の海斗は
春を抱き寄せて額にキスした
「///ちょ!海斗ー……?」
「お互い頑張ろうな。」
「う……うんっ!」
春が海斗に笑顔で答えると
周りの男達を凍りつかせる
かのように睨み付けた
……こ…殺される……!
男達は春を諦めて奈々の方を見た
_