空の少女と海の少年


「あっ!由紀ーっ優ーっ!」


春は応援席に2人の姿を
見つけると手を振った

由紀は次の競技に出場するようで
待機場に移動するところだった


「橋本は玉入れかー。あれ楽しいよな。」

「……常識的な考えはここでは通用しないよ。」

「「……え?」」


ボソッと呟いて去っていく由紀の背中を
見つめていると優の笑い声がした


「クスクス。まあ競技を見れば分かりますよ。ここに座って応援しましょう。」

「……あ、うん…。」

「……常識じゃねえ…。」


春と陸は応援席……
の上に設置された高台を見る

優の座っているのはソファー
テーブルには果物やお菓子や飲み物
日を避けるための屋根までついていた


_
< 320 / 652 >

この作品をシェア

pagetop