空の少女と海の少年


「なあなあっ!あれどうやったんだよ!」

「教えてーっ!」


奈々特製☆体育祭スペシャル弁当
をS組のみんなで食べる中
陸と春はさっき空を歩いて来た
3人に目をキラキラさせて
質問しまくっていた

唐揚げを頬張ってる奈央達3人は
まあね〜♪と得意気に笑っている


「¨空渡り¨。自分の足に力を集中させ足元にある大気を一瞬だけ固めて、その上を歩くこと。慣れれば出来るようになるよ。」


由紀はマスターに作ってもらった
サンドイッチを食べながら話した

春と陸は顔を見合わせると
目をキラキラさせて
由紀を見つめる


「「師匠……!」」

「優しく教えてあげるよ。」


由紀はにっこり微笑むと
隣に座る優の肩に手を置いた


「優が。」

「……はい?」


目をぱちくりさせる優に由紀が微笑むと
顔を逸らしながら
しょうがないですね
と溜め息をついた


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