空の少女と海の少年


「つかこの熊喋んのかよ!?」

「喋る訳ないでしょう。馬鹿?」


奈々が冷たく言い放つと
シクシク泣き出した陸を
熊は慰めていた


「お……お前はなんていい奴なんだ!」

「ガオオッ」

「元気だせよだって〜。」


3人は仲良く熊と
会話している春に唖然とする


「……なんで熊の言葉が分かるんだよ。」

『春様は心が純粋だからでしょう。』

「「「ユラっ!?」」」


呼んでもいないのに現れたユラは
さすが春様。とか言って拍手している


「あっユラ〜。どうしたの?」

『暇だったので来てみました。』

「帰れ。」


海斗が冷たく言い放つと
ユラは微笑んだ


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