空の少女と海の少年


『宝には偽物も混じっています。本物かどうかを我々が審査しますので、宝っぽい物を見つけたら呼んで下さい。』


ユラはにっこりと微笑むと姿を消した


「偽物もあるのかよ……。早く探さなきゃヤバいな。」

「とりあえずあの山に行きましょう。」


全員頷くと
山に向かって歩きだした


「──疲れた。」

「そう?春はまだまだ平気〜。」


4人は森の中を
かれこれ1時間も歩いていた


「いい加減に降りろっ!俺も乗りたい!」

「いやだねっ☆」


春は熊に乗りながら鼻歌を歌っている
陸はムッとすると奈々に話しかけた


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