空の少女と海の少年


『空姫様……大きくなられました。助けていただいてありがとうございます。いや、後少し遅かったら大変だったわい。』


長い髭を撫でながら微笑む山の主に
蓮はホッと息をついた

4人も安心して笑い合った


「よかったねっ。」

「ああ。それより春、疲れただろ。大丈夫か?」


心配そうに見つめる海斗の顔が近くて
ボンっと音がするくらいに顔が赤くなる


「だだだっ大丈夫だよ!」

「お姫様抱っこがいい?」

「ひゃーっ!恥ずかしいってー!」


ラブラブしてる2人が気に入らない蓮は
ムスッとすると春に抱きついた


「はーるーちゃんっ!」

「れっ蓮!?「春から離れろクソバカ野郎!」

「やっぱ僕、春ちゃん大好き〜。」

「春、安心しろ。そいつは一瞬で凍らせてやる。」


じゃれてる3人を眺めながら
山の主がくれたお茶をすする奈々と陸


「今が試練中って分かってるのかしら。」

「分かってるはずねえな〜。」

「……嫌でも分からせてあげようかしら。」


陸は後、数秒で
2人が大人しくなる事を悟った


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