空の少女と海の少年


「よしっ!まずは小さな石だぜ!」


陸は足元に転がっている
小さな石を拾うと
溶岩に投げ入れた

ポチャンっ


「で、次はーあっつううう!!」

「りっ陸!?」


投げ入れたはずの石が
陸の額にヒットした

熱さに転げ回る陸に
3人はびっくりして
恐る恐る噴火口を覗き込んだ


「えっと…《少しは頭を使え馬鹿者。貴様は知恵の試験という事を忘れたのか?馬鹿め。》…口悪いね〜この溶岩。誰が書いたんだろ〜?」


……絶対サラだ


海斗と奈々は確信した


「じゃあ¨小さな石¨ってなんだよ。ジュエル入れる訳にはいかないだろー?」

「うーん……なんだろー。」

「あ。俺分かったかも。」


ニヤリと笑って海斗が取り出したのは
来るまでに見つけた小さな宝石

それをドキドキしながら
噴火口に投げ入れた


ポチャン


「「「「………あれ。」」」」


石が返ってこない

まさかと思い
4人が溶岩を見ると
文字が浮かんできた


《悔しいが正解だ。さっさと次の材料を入れろ馬鹿者。》

「……サラのやつどっかで見てるのか?」

「分からないわ。次は¨キラキラ輝く星をまぶして¨よ。星って……何かしら?」


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