空の少女と海の少年
『流れ星』
春の声が響いて
夜空から星のように
輝く粒が海に降り注ぐと
暗闇の海は一変した
「すげー……。」
「綺麗……。」
「……これが海…。」
色とりどりの珊瑚や
小さな魚の群れを
光の粒のひとつひとつが
ライトアップしている
幻想的な光景に
奈々と陸と蓮は目を奪われた
海斗と春は笑いあうと
手を繋ぎ片手を突き出して
最後の仕上げに取りかかった
『星の光は闇を舞い』
『絆をつなぎとめる』
光の粒が繋がれて
一本の光の糸になると
結界の周りをくるくると回る
『『新たな絆と新たな決意をここに誓う』』
海斗と春の声が海に響き渡ると
光の糸は輝きを増して
毛糸玉のように丸くなり
結界の真上にくると
パンっと弾け飛んだ
そして再び光の粒になって
雨のように降り注いだ
光が消えて海が暗闇に戻ると
海の水が引いて
5人は砂浜に戻った
「なんか格好いいな。やるじゃん海斗と楠木。」
「考えたのは春だぜ。」
「あのねっ!蓮が新しく仲間になったから……今後の決意表明とゆうか…えと……歓迎会的な……わあっ!」
照れながら話してた春を
蓮はぎゅっと抱き締めた
「みんなありがとう。」
蓮の言葉に4人は笑顔でピースした
「「「「どういたしまして。」」」」
この日の出来事は
5人の中で最高の思い出になった
そして誓った
リールを倒して
世界に平和が戻ったら
またこの海にくることを
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