空の少女と海の少年
海斗の言葉にビクリとして
春は急いで走ろうとするが
足がもつれてその場に倒れた
ポフッ
春は何かに支えられ
倒れずにすんだが
体の震えは止まらない
「大丈夫?楠木春ちゃん。」
少年が春を抱き締めている
その光景に海斗は拳を握り締めた
「大丈夫?」
「あ…ぅっ……。」
「ちなみに古賀海斗。今攻撃したら春ちゃんにも当たっちゃうよー?……分かるよね?」
「っ……春を離せ!」
海斗が睨みつけると
少年は愉快そうに笑って
春を強く抱きしめた
海斗に見せ付けるかのように
_