空の少女と海の少年


「それ……ジュエルだったのか?」

「そうだよ〜。」

「まじかよ……。いつから?」


海斗が頭を抑えながら聞くと
春は第二試練のソウとの戦いの事を話した


強い意志を持った時に現れた
¨宝剣・天空¨

神々の話によると
この剣は真に王と認められた
者の前にしか現れないという


春が話し終えると
海斗はピアスに触れた


……真に王と認められた者
春はあの戦いで認められたのか。

……俺は?
俺は認められてないのか?


「俺もそいつみたいのに認められたら、この試練は合格できるのか?」

「多分!カイなら何か知ってるはずだよ!」

「よし……。」


海斗はゆっくりと深呼吸し
ピアスに触れると意識を集中させる


……カイ、出て来てくれ

俺達はこの試練を合格して
リールを倒すんだ

そのためにはお前が必要だ

俺は負けられない


海斗が必死に語りかけるが
返事は一向に帰ってこない

ピアスから手を離し
深く溜め息をついた


「駄目なのか……?」

『諦めが良すぎるな。』


聞こえた声に反応し周りを探すと
ここだ。と言う事と共に
ジュエルが耳から離れ
虹色に光輝きながら人の形に姿を変えた


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