空の少女と海の少年


『魔物が人間界に現れる事が出来るのは、本来なら扉に力を与える筈の空と海の王がいないからよ。』


カイが言うと、春と海斗は顔を見合わせた

空と海の王であるのは2人の父親

しかし、リールを封印する際に
王達は力を使い果たしてしまい
今は水晶の中で眠りについている


『2人の王とお前達が死んだら、世界の扉に鍵をかけられる者はいなくなるだろ?そうすれば世界を闇に染めるのは簡単になる。』

「だからリールは俺達が邪魔なのか。」


クウの説明に納得した海斗は
悔しそうに顔を歪めた


眠っている王達を目覚めさせて
一緒に戦わないと勝ち目はないって
前にユラが言ってたよな


「早く覚醒しねーと……って春!?何してんだよ!」

「ん?ここを吹き飛ばすの☆」


笑顔で笑った春の手には
巨大な雷の塊が出来ていた

海斗は呆然としていたが、小さく笑うと
周りに無数の氷の刃を作り出した


「強行突破もいいかもな。」

「でしょ?時間ないもんね!」


十分に力を練り込むと
2人は頷き合って
一点に向けて技を放った


『毬藻(マリモ)!』
『雪月花!』


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