空の少女と海の少年
5人の声が響き渡ると
突然、海の神殿が光りだした
そして鈍い音と共に
閉ざされていた神殿の扉が開いた
ソウはフッと笑うと右手を上げた
すると、神殿の前に立っていた
神々は左右に別れて
扉に続く道を空けた
『第三試練合格。お前達の決意は揺るぎない物だと、神殿は判断したらしい。早いってこい。』
呆然とその光景を見ていた5人は
ソウの声にハッとして扉に向かった
近くで見ると神殿は大きく
緊張感のある威厳に包まれていた
空気ですら汚れがないような
真っ白過ぎる空間に
5人はゴクリと息を呑んで
神殿へと足を踏み入れた
「うわ!」
最後に蓮が入るとすぐに
扉は閉まってしまった
蓮は扉を開けようとするが
固く閉ざされていて無理だった
「は?どうなってんの?」
「……奥に進めって事だろ。」
海斗は奥を指差した
薄暗い神殿内だったが
奥にだけ光が灯っている
蓮は溜め息をつくと
歩き始めた海斗に続いた
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