空の少女と海の少年


5人の声が響き渡ると
突然、海の神殿が光りだした

そして鈍い音と共に
閉ざされていた神殿の扉が開いた


ソウはフッと笑うと右手を上げた

すると、神殿の前に立っていた
神々は左右に別れて
扉に続く道を空けた


『第三試練合格。お前達の決意は揺るぎない物だと、神殿は判断したらしい。早いってこい。』


呆然とその光景を見ていた5人は
ソウの声にハッとして扉に向かった


近くで見ると神殿は大きく
緊張感のある威厳に包まれていた

空気ですら汚れがないような
真っ白過ぎる空間に
5人はゴクリと息を呑んで
神殿へと足を踏み入れた


「うわ!」


最後に蓮が入るとすぐに
扉は閉まってしまった

蓮は扉を開けようとするが
固く閉ざされていて無理だった


「は?どうなってんの?」

「……奥に進めって事だろ。」


海斗は奥を指差した

薄暗い神殿内だったが
奥にだけ光が灯っている

蓮は溜め息をつくと
歩き始めた海斗に続いた


_
< 553 / 652 >

この作品をシェア

pagetop