クローバー
「私はヨツバ」
「記憶が無いのに名前は覚えているのか?」
「ううん。目が覚めた時に近くに四つ葉のクローバーが咲いてたから、そこから取ったの」
「そうか…」
フタバではなかったか。カップを手に取りコーヒーを飲むヨツバの左手の甲を見て、改めて女神とは違うと確信した。
コトハから聞いていた話によれば、女神の左手の甲には女神の証として文字のような紋様が刻まれていると聞いた。だがヨツバの左手には何も無い。
< 69 / 331 >

この作品をシェア

pagetop