好きだけじゃダメ?!
浮かばない・・・・

まったく案が浮かばない。


ここに着てから何時間こうしてるんだろう

テーブルに置かれたコーヒーは冷め切っていた



そして瑛士はのんきにお風呂に入っていた

この隙に逃げ出してしまおうか考えた。


荷物をまとめ立ち上がった時タイミングよくマネージャーさんが部屋に入ってきた





「もう、まとまりましたか?」


「・・・・あっ・・・はい・・・」




「ふ~ん。だったら見せて」


瑛士がお風呂から出てきてしまった



「と、当日のお楽しみで・・・」


「見せられないんだ」


どんどん近づいてくる


「こ、来ないで!」


「何で?」

「ふ・服着たら・・・」


「あぁ~、恥ずかしいのか。
次期に慣れるよ」


「いや慣れなくて良いです」


「で、早くてよ」

鞄を取り上げられた

「開けるよ?」


どどどどど どうしよう・・・・

案なんかできてない


もう、ここは観念して

「すいません。できていません」

私は謝った



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