つま先立ちの恋
小さく頭を振って涙を吹き飛ばす。

もう大丈夫だからね、フー。もう大丈夫。だって、私が来たから。


私はフーの味方だよ。


私は「むん!」と胸の内側で無言の気合を入れると、フーに話しかけた。だけど、


「フーも何か飲む?」

「話が先だ。終わればすぐに帰る」

返ってきたフーの声。私の声との落差を感じて、私はまた落ち込んでしまった。
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