つま先立ちの恋


「イテテ…うあ~、久しぶりに走ったぁ」

「全くもう、無茶しすぎだよ。心臓止まるかと思ったんだから」

腰に手をあてながら保健室へと歩いている私。そんな私に肩を貸してくれているのは葵ちゃんだった。葵ちゃん、こう見えて意外と力持ちなんだよね。


実はあの後、セーフだったまでは良かったんだけど、どうやら私は変な風に腰を打ってしまったらしく、敢えなく戦線離脱。代走をたてて保健室へ行くことなった。葵ちゃんがこうして付き添ってくれている。

かっこわる~。

でも、不思議と笑っちゃえるんだよね。

なんか、自分の中でやりきった感みたいなのがある。

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