つま先立ちの恋

「………本当にそうなのかな。」



…そう呟く、この声は……


私がゆっくりと目を向けると、すっかりドーナツを食べ終えてカフェオレで一息ついているパペちゃんがいた。目を伏せてるその顔は、自分じゃないよって言っているように見える。


だけど、この声は………


「パ、ペ…ちゃん……?」


私の声かけにパペちゃんが瞼を持ち上げた。どこまでも無表情で無口なパペちゃんの目が私に言う。


「本当に、それでいいの?」



……ホントウニ、ソレデイイノ…?


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