つま先立ちの恋
ふわふわと、まるで地上数センチ上を歩いているみたいな感覚。これは履き慣れないブーツのせいだけじゃない。文字通り、浮き足立ってるんだと思う。

そんな私と明人さんを乗せた車が静かに音もなく走り出す。そこで、明人さんは初めて行き先を教えてくれた。


「今日は会社の集まりがあってね。まあ、簡単に言えば忘年会かな。俺も冬彦サンも一応出席するように言われてるから、今からそこへ向かうよ」

「…はあ。」

………ん?会社の集まり??
てことは、、、、、

「あ、あの、私のこの格好はもしかして…」

「そう。俺の同伴者として一緒に行ってもらう為。」



な……、ななな、なんですとぉぉぉ~!!
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