東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~

「あっ、これ、すごいスプリングが効いてる。あたしの部屋のより寝心地いいかも♪」

「へぇ、クリスんちはベッドか。俺ンちは畳に蒲団をじかに引いてるぜ」

「アシくんも横になんなよ♪ あ、でも今はホントに横になるだけだから服もちゃんと着といてね」

「了解です! 安堂 巧、行きまァ~す!」

ふざけたカンジで、そう言って彼もベッドに“ドスッ”とダイビングする。

ぐわんぐわん、とその振動が伝わってきて、横になっているあたしの体を思いっきり揺らす。

「おっ、すげぇ、コレ、ホント、トランポリンみたいじゃね?」

そう言ってワザとベッドを揺らす彼。

するとその振動が、ぐわんぐわん、とあたしの体に伝わってくる。

彼が体を動かす度に、その振動があたしの体にも伝わってくるんだ。

「もォ、コドモじゃないんだから、おとなしく寝なさいよ」

「だって、俺、いつもペッタンコのせんべい蒲団で寝てるから、なんか楽しくて♪」


ビィーン、ビィーン…

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