macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*
2人はリビングに行くと、荷物を置いた。


アキラは、荷物を確認しているレイアの背中に向かって声を掛けた。


「レイアさん、先に風呂入って下さい。パジャマは俺のTシャツで良いですか?」


「うん、ありがとう。」


レイアの返事を確認すると、アキラは部屋にTシャツとハーフパンツを取りに行った。


帰りに風呂場でタオルを出すと、その隣にTシャツとハーフパンツを置いた。


アキラはリビングに戻るとレイアに風呂を勧めた。


レイアが風呂に入ると、自分の部屋の掃除をして、ベットメイキングをする。


それが終わると、収納していた毛布を1枚持って、リビングのソファーの上に投げた。


その上に深く座り、テレビをつけて深夜のお笑い番組にチャンネルを合わせた。


画面には、今人気の若手お笑いコンビが賑やかに騒ぎ立てている。いつもなら大笑いしているアキラだったが、今日は何故か内容が入って来ない。


レイアが風呂に入っていると思うと、落ち着かないのだ。別に覗(ノゾ)こうなどと思っているわけではない。


が、アキラは何度も振り返り、レイアが風呂から上がって来ていないか確認した。
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