『私も歩けばイケメンにあたる♪』

その後、皆の視線をちくちくと感じながら教室を後にした私は、無事母と合流し、
心さんの車で、水沼家に向かっている。


ああ~
雅になんて説明しよ?

教室を出る時、


『どういうこと?』


と雅が咎めるように小さい声でささやいた。


『ごめん!私にもわからないから、後でメールする!』


と言って逃げるように出てきたものの・・・


雅のあの目、


”私にもわからない”


って言ったの信じてなさげだったな。
落ち着いたら電話しよ。

でも、私だって良くわかってないのに、
なんて説明すりゃいいの?


「はあ~」



無意識に落ちるため息。












< 8 / 462 >

この作品をシェア

pagetop