PRIDE<短編>
追いかけて来た白崎に
あっという間に追いつかれたのは
言うまでもない。
どうしよう…
どうしよう…
計画が全部パアだ…
いきなり跳び蹴りくらわす女に
惚れる男なんて居ない…
いや、むしろ
その前にアタシ首?
いやいや、むしろ
傷害罪で捕まりますか?
もう
頭の中はプチパニック。
焦るアタシ。
掴まれた手。
屋上へと続く階段の下
アタシと白崎の荒れた呼吸の音だけが
響いていた。
恐る恐る
白崎の顔を見上げる。
…はい?
なんか
すげぇ
笑ってますけど。