鬼畜な俺様執事


複雑な気持ちで迎えた土曜日。



私は精一杯のおしゃれをして公園へ向かった。



学校が違うこともあり、会うのは一週間ぶり。



少しでも早く朔夜に会いたくて、時間はまだ9時半。



公園に着いたところで後ろを振り返る。



うん。岡谷さんは見えない。



それでも、どこかの影から私を見ているはずだ。



朔夜もまだ来ていないみたい。



私は公園へ入り、いつも待ち合わせに使っているベンチへ腰掛けた。


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